創業150周年を迎えたユンハンス - ユンハンスのテクノロジー：精密さを最優先に

2011年2月

精度を追求するユンハンスは、過去150年において多くの専門知識を新たなテクノロジーの研究開発に注ぎ込んできました。1990年、この意欲的な追求によって驚くべき先進技術が誕生しました。それが、電波式テーブルクロックに続いて発表された世界初の電波式腕時計です。

電波時計の歴史

電波テクノロジーの導入により、ユンハンスは究極の精度に向けてさらなる飛躍的進歩を遂げました。ユンハンスがパイオニア精神で歩み、たゆまぬ改良を通じて堅実に前進してきた道筋です。初めて量産された電波式モデルである家庭用テーブルクロックに続き、すでに1986年には世界中の時計産業に大変革をもたらす新製品が誕生していました。電波機能と、ソーラーエネルギーによるエネルギー生産機能が搭載されたテーブルクロック「RCS1」です。電波テクノロジーの継続的な小型化は、腕時計に電波テクノロジーを内蔵する上できわめて重要であり、最優先課題でした。1990年、ユンハンスはこの目標をついに達成しました。技術面で進化した「Mega 1」で、世界初のデジタル式電波腕時計が生まれたのです。デザイン面でも、この時代のカリスマ的新製品は一歩大きく先んじていました。FROG Design社と共同で設計されたこの腕時計は、その未来的なデザインでも自社デザイン文化の発展に大きく貢献しました。世界全域の各標準電波送信局で受信可能な時計を開発するという夢は、2004年にユンハンスが開発したマルチバンドムーブメントで実現されました。そして2011年、ドイツ・シュランベルクに拠点を置くこの伝統企業は、独自のマルチバンド電波テクノロジーと環境に優しいソーラーエネルギーを、はるかに薄型になったムーブメントに統合することに初めて成功しました。

Spectrum

「Spectrum」モデルでは、マルチバンド電波技術とソーラーテクノロジーを初めて融合した製品です。最大10気圧防水のこの時計は、ユンハンス独自の内蔵型自動検出機能が搭載されたマルチバンドソーラー電波時計ムーブメントにより特に真価が発揮されています。このユンハンス・テクノロジーは特許を取得しており、現行の標準電波送信局を自動的に検出できます。旅行中に時刻を同期化できるため、最高の快適さと利便性を得ることができます。ケースとストラップに加工されたステンレススチールとセラミックが、このタイムピースのスポーティな個性を演出しており、調和の取れた融合を実現しています。

Mega Futura

「Mega Futura」は歴史的モデル「Mega 1」を改良した時計です。その精密なテクノロジーだけでなく、未来的デザインも魅力を引き立てます。頑丈なステンレススチール製ケースには、芸術的なラインに調和するように融合したプッシャーが内蔵されています。不可欠な機能にのみ焦点を合わせた「Mega Futura」は時刻・日付表示に必要な情報のみ表示し、時刻通知には無関係の“ゼロ”の表示は意図的になされていません。つまり、優先するポイントに巧みに視線を集める時計と言えます。

Aura

表現する対象をその名が見事に象徴しているタイムピース「Aura」。この女性用モデルは内部の高精度電波テクノロジーだけでなく、特にその魅力的なデザインも印象的です。美しく調和したセラミック製のケースとストラップが女性らしい軽やかな印象を与え、最高の快適性を提供します。マザー・オブ・パール、またはダイヤモンドをセッティングした文字盤が、タイムピースにさらなる輝きを添えます。